今回の企画は、アーネスト・ヘミングウエイが着ていた事で有名なバスクシャツです。
私も好きなアイテムではありますが、ブルーと白が爽やか過ぎて最近は着用していませんでした。
では、爽やか過ぎないバスクシャツを着たいと企画です。
これは私物の資料ですが、左が60年代のフランス海軍バスクシャツ。
中央が現行のオーチバル。
右が72年のフランス海軍の物となります。
60年代の物には、王政時代よりフランス海軍の基地がおかれる軍港であり、現在フランス第一の軍港および海軍工廠、地中海艦隊の司令部がある港の名前:TOULONがタグに記載されております。
まずは今回はオリジナルでボーダーの生地を作る為、仮に違うボーダーでサンプルを作りました。
素材の縮率やテンションで型紙の設計が変わってきます。
下の画像は加工して作った実際に企画中のボーダーデザインとなります。
下の画像は加工して作った実際に企画中のボーダーデザインとなります。
柄はフランス海軍と同様ですが、白にブルーではなく生成りに黒です。
今回のイメージは爽やかなヘミングウエイではなく、晩年までボーダーシャツをこよなく愛用していた事でも有名な尊敬するパブロ・ピカソをイメージして企画致します。
ピカソの写真の中でも、この画像は大好きな1枚です。
実際はブルーのボーダーシャツですが、この白黒の感じが気に入っております。
では、サンプルのオールボーダー(Sサイズ)をYUTAが試着致します。
肩巾が大きくない為、少しきゃしゃに見えます。
肩巾が大きくない為、少しきゃしゃに見えます。
実際の商品はこんなイメージに変わります。(画像を加工して作製)
肩から袖山に生成りの無地(膨張色)が入ると、胸の厚みも違って見えてきます。
と言う事で、ここからはイメージしてご覧下さい。
きゃしゃと言うか、少し貧乏そうに見えますが袖丈、着丈が短いせいです。画像より袖丈は2cm、着丈は4cm長く変更となります。
その分は生成りの無地になります。
インナーにオリジナルポロ、ボトムはブラックデニム5ポケットにて試着致します。
モノトーンでしっくり決まります。
Sサイズで私には小さいのですが、私も試着してみます。
全然では有りませんが、差ほど問題は有りません。
帽子とインナーの衿に生成りをコーディネイトしたのでバランスが取れた様です。
今回の企画で私が選んだ素材は一般的にバスクシャツに使用されるラッセル編みでは無く、天竺編みでのボーダーです。
ラッセル編みは濡れても横にほとんど伸びない為に、漁師たちが海に落ちても普通に泳ぐ事が出来る様に使用された素材です。
ですが、その為にどうしても身巾にゆとりが必要となります。
今回使用する天竺編みは、海に落ちたら横に伸びますので同じ身巾ではとても泳ぎづらく溺れてしまう事も有ると思います。
横に程良く伸びてくれる為、身巾や袖巾をとてもタイトな設計にしておりますのでSサイズでも着用は可能でした。
実際には私はMサイズがベストサイズとなりますが、着用のストレスも無く体にフィットしてくれます。
では、素肌に試着。
首元が少し寒そうだったので、オリジナルのバンダナを。
実際はこうなります。(画像を加工して作製)
多少やり過ぎですが、まだ寒い春先にもこんな感じが雰囲気ですね。
では、夏バージョンで試着です。
タイトなバスクシャツに太めなオリジナルグルカショーツです。
実際は、肩部分が生成りになりますが肩は3角に重なって二重になります。
これも漁の網やロープを肩に掛ける時の補強でした。
ボーダーが今回の企画のメインですが、勿論黒も生産致します。
サンプルMサイズで私のサイズです。
この素材は同様に天竺編みですが、超度詰めにして作製いたしますのでラッセル編み同様に横にはほとんど伸びません。
黒や濃色は少しゆとりがあっても気になりませんので型紙の設計を60年代のフランス海軍のバスクシャツに忠実に致しました。
Mサイズの為、少し大きいのですがYUTAが試着いたします。
詳細は、後日UP致します。
No comments:
Post a Comment