Tuesday 29 December 2015

2016年 / 年始の営業のお知らせ。

誠に勝手では御座いますが、本日12/29(火)から新年1/3(日)まで休業させて頂きます。

年始の営業は、1/4(月)から通常営業となりますので宜しくお願い致します。

本年も、ご愛顧頂き有難う御座いました。
スタッフ一同、感謝しております。

Thursday 24 December 2015

Type 1930's Wards Finest Belt / 本日よりオンラインショップからもご予約頂けます。
(12/26試着画像を追加致しました)

本日より店頭ではご予約開始しており、遠くからのご来店等有難う御座います。

私が20年以上前に、ある古着やで出会った非売品のスタッズベルトですが、。

そのベルトに魅かれ歴史や使われ方に興味を持ち、製作そして販売する切っ掛けとなったベルトの為、通販では充分なご説明が難しい事もあり製作工程を少しご紹介したいと思います。

スタッズの歴史は、とても古く19世紀にイギリスがアフリカを植民地として戦いを勝利に納めました。
凱旋帰国の際に家族のお土産としてルビーやエメラルドなどの宝石をベルトやバックの加工品として持ち帰った事が始まりと、ある人からお聞き致しました。

現在とは異なり、街灯もなく夜は真っ暗です。
馬に乗っていても少しでも目立つ安全なリフレクターとしての光るベルトがと、。

そして、第一次世界大戦が終わり。
1939年より、第二次戦が始まり騎兵隊からバイク隊に変わっていきました、、、。

歴史と共に伝えて行きたい文化の一つがスタッズベルトとなります。
では、。

まずは、放射柄のモチーフが打ち終わりました。
ここまでで、144発のスタッズとなります。
一般的なスタッズの打ち方は、縦、斜め、横に円を描くように打ち付けます。
スタッズどうしがぶつからずにスムーズに付ける事が出来ます。
年代の新しい物やレプリカなどに多い打ち方となります。

今回製作するスタッズは全て横方向に打ち付けております。
1930~40年代同様に、この様な打ち方にて取り付けています。
これは横方向にスライドするベルトが、スタッズの裏側で衣服を傷つけない様にと考えられた打ち方となります。

当時スタッズベルトはとても高価で、上流階級の乗馬用のベルトとして使用されていた事からの配慮かと思われます。

次に、現在の物とは異なり革を切り抜いて2トーンの配色をいたします。
とても、古い手法となります。
一般的には、当て革による配色となりますが、。
同様に、配色の革も切り抜きます。
当て革では、円になった時に外回りが突っ張り裂ける事もあります。
それとは異なり同一の厚みでフラットな仕上がりなので、とても体に馴染むベルトになります。
切り抜いた革どうしは、スタッズにてリンキング(繋ぎ合わせて合体)します。

とても慎重な作業となりますが、だからこそ作りたいと思ったベルトです。
大きい石は突起量が多い為、衣服を傷つけない様にあえてアクリル樹脂を使用いたしますが、。
小さい方の12mmの石は、1930年代のデッドストックのガラス製を使用致しました。
 上が現在でも使用されている石です。
 やはり、まったく異なります。
ご説明の為、あえて完成せずに見本を作製致しましたので、。
是非、購入希望の方はご来店下さい。
お問い合わせも続き、18年前に製作した私のベルトを復刻生産したいと企画致しました。
バックルに石が入るも、良いのですが、。
体の中心に色が入る事で、少し派手で独特な印象となります。
 私の場合はスタッズでは無く、こんなシルバーのプレートを付けておりました。
卍(swastika)は、宗教的な意味合いが強いと思われる方も多いと思いますので少しご説明致します。

このマークは、1920~40年代に作られたビンテージのインディアンジュエリーやラグにも使用されており、中でもナバホ族(ネイティブアメリカン)が、4つのLを表す意味で使用していたと言われております。

卍は、LIFE  ・ LIGHT ・ LOVE ・ LUCK の頭文字の4つのLが重なり合って作られており、とても幸福を意味するシンボルマークだった様です。

ですが、第二次世界大戦にナチス・ドイツがハーケンクロイツを使用した事により、幸福のシンボルからファシズムと言ったイメージに変わってしまいます。

その事が原因で、ナバホ族などのネイティブアメリカン達は装飾品や工芸品などに卍マークを使用する事を法令により禁止された様です。

と言う事で、第二次世界大戦以降は使われなくなってしまいました。
私は本来の幸福のシンボルとして提案したいと考えております。

ちなみに、バックルに刻印された矢のマークは自分自身を守るといった意味合いがあり、バックルがお守りの様な存在となっています、、、。

そして、今回使用するバックルは、私バージョンのスペシャルとなります。
流行では無く、文化として再提案致します。

"Type 1930's Wards Finest Belt / Reproducts My Version"

Mat. Cowhide(牛革)/ベルト幅:43mm
Col.  Insert Dark Brown Smooth Leather in Black Embossing Belt
(ブラックの型押しベルトにダークブラウンのスムースレザーをはめ込み)

Buckle: Silver925製 卍プレート付
Studs: 真鍮製ニッケルメッキ
Jewels: 12mm(1930年代製Dead Stock ガラス製)/15mm(アクリル樹脂製)

Size:  30 inch / 31 inch / 32 inch / 33 inch / 34 inch
*35 inch 以上をご希望の場合はお問い合わせ下さい。

Stods & Jewels
1/8" Round: 96個
3/16" Round: 48個
1/4" Round: 136個
1/2" Jewel & Rim: 13個
5/8" Jewel & Rim: 11個
合計304個手打ちによる取り付けとなります。

Price: ¥92,200-(税別)
*受注生産のみの販売となります。

ご予約は全額、または内金として販売価格の50%にて承ります。
受注受付期間:12/24(木)~2016年1/12(火)締め切り

納期(完成予定): 2016年3月頃から順にお渡しする予定です。

私が18年愛用している一番お気に入りのスタッズベルトを復刻生産致します。
6年ぶりのスタッズベルト製作となりますので是非、この機会に!!!

今回とほぼ同使用ですが、イメージとしてご覧下さい。
私の愛用しているベルトの試着画像です。(W=32inch)
長年の着用していますので、勿論良い感じになっています。
 マルチカラーで派手なイメージですが、さほど派手な印象では有りません。
 32歳から18年使用しております。
 バックルに石は無い事で、大人の雰囲気となります。
 派手に見せびらかすのではなく、良い物身に着ける。
自己満足ぐらいが、お勧めの大人のスタッズベルトとなります。

私が18年愛用している一番お気に入りのスタッズベルトを復刻生産致します。
今回、18年前の価格設定と変わらない販売価格にてスペシャルオーダー致します。

6年ぶりのスタッズベルト製作となりますので是非、この機会に!!!

オンラインショップからもご予約受付致します。
全額または、内金にてご予約のご予約となります。

*送料、代引き手数料のサービスは御座いませんのでご了承下さい。

Sunday 20 December 2015

オリジナルスタッズベルトを、限定にて再生産いたします。

6年前の私事ですが、。
手首、腕の痛みにより、製作を中止致しましたスタッズベルトです。

また、通院により営業時間が遅れる事もありご迷惑をお掛けしております。
セカンドオピニヨンにて、病名と治療方法が明確になり再生産が可能となりました。

自分の為に、18年前に製作したベルトとなります。







一時の流行ではなく、リクエストのお答えして再生産いたします。

12/24(木)より、私の一番のお気に入りのデザインにて受注予約致します。
サイズは30~34インチの製作に限定させていただきます。

詳細は、後日追加にてUPいたします。

Friday 18 December 2015

試作やサンプルなどの一点物も、多少販売したいと思います。

以前、1939年の資料に基づきレインコートを試作致しました。
 試作サンプルは、こんな感じとなります。






何故か生産を見送った企画です。

後日、販売予定ですが、、、

リクエストにお答えして、ご用意致しました。

この時期のプレゼント用にギフトBOXの入荷です。

通常は、この様なパッケージとなりますが、。
少し特別な感じで、BOXをご用意致しました。
 素敵なプレゼントに、。
 安価なペンダントですが気に入っているのでプレゼントとして、お客様からご要望頂きました。
この時期の素敵な贈り物として、、、。

オンラインショップからもペンダントと一緒に、是非!

Monday 14 December 2015

Type 1930's Hunting Coat / Test Sample を販売いたします。

1929年のカタログと資料に基づき企画したハンティングジャケット(コート)です。
 とても古いデザインと機能性や運動性に優れた型紙設計となります。
前端の中央部は、一見比翼の様なデザインですが、。
 これはライフル(散弾銃)で撃ち落とした鴨を入れるポケットで、前見頃全体がポケットになります。
薬莢を入れる為のポケットや。
  ハンドウォーマー、その他の道具を入れる為の2連ポケットが付きます。
袖下の特殊なマチは、360度腕が回せる設計となっています。
 衿、袖口の素肌が当たる部分はコーディロイを使用しております。
 サイドの切り替えには、一見フラップポケットに見えるパーツが付きます。
これは前端と同様に鴨を入れるポケットとなり、後身頃全体が大きなポケットになっています。
本来は表から見えない部分、断ち切りでの縫製ですが、端ミシンにて生地のほつれを最小に抑えて試作致しました。
このジャケットに使われている素材が帆布ですが、通称ダック地とも呼ばれています。
Duck=鴨と言う事で、海外ではハンティングジャケットなどに使われる素材を意味します。

とても生産販売したかったジャケットですが、。

企画当時、何故か1800年代~1900年初頭のビクトリアン時代のファッションや完成されていないコスプレに近いワークスタイルが流行していたせいもあり、お取扱店からもまったく興味を頂けませんでした。

生産ロットの関係で残念ながら生産を中止致しました。

どうしても生産したいと思って先日、2着目を試作いたしましたが、やはり工程数を減らす事が出来ず保留となっています。

ブラックにて試作の為、出来上がりは真黒ですが、。
綿糸で縫製する事によって洗濯でステッチの表情が現われてきます。

テストサンプルの為、6~7回の洗濯と乾燥を繰り返した物となります。

後日詳細は追加にてUPいたします。
試着画像は、以前の記事よりご覧いただけます。

"Type 1930's Hunting Coat / Test Sample"

Mat.Cotton100% (10号帆布)
Col. Black
Size: 38 Test Sample

Size Specs(洗濯を繰り返したサンプル実寸)
着丈:70.8cm
身幅:57cm
肩幅:45.5cm
袖丈:57.5cm

Price: ¥41,500-(税別)

試作一点物として販売致しますが、洗濯テストによる退色や当たり等がございます。

ご購入を検討されている方は、古着ではありませんがヴィンテージ古着の様な雰囲気となりますので、ご了承の上でご購入下さい。

オンラインショップからもご購入頂けます。
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