お客様からのご依頼にて、型紙から新たに作製致しました。
現在では、ステンカラーコートと呼ばれているスタイルとなります。防寒用ではなく、あくまでも雨風を防ぐレインコートとしての役割と1943年に開発された物です。
ハードなトレンチコートから、最低限の防水、防風を考慮した上で企画開発されたコートです。
そのシンプルなデザインのコートは、現在でも一般的なコートスタイルの代表となっています。
ですが、現在とは少し異なります。
やはり、ウエストベルトは必要な物で、。
ウエストで締めつける事で、裾からの風を上半身に伝えない。
と言った、意味があります。
ですが、デザイン的にもとても引き締まります。
とても、簡略化されたチン・フラップですが、機能としては同様となります。
必要が無い場合に、インナーに固定できるといった、当時の画期的な仕様となります。
現在とは異なる、運動性を重視したウエストまでのバック・ベント。
独特なパッチ・アウターポケットに、大き目の雨蓋(フラップ)です。
裾タブにて、雨風からの防御を致します。蒸れを防ぐ為、袖下にはアイレット(通気口)。
ライトウエイト・コートとして、丸めてバックに入れたり、シワシワで着用してもカッコ良いコートかと。
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