Friday, 26 July 2013

アンテークフレームの基礎知識、Vol.3

今回は、現在でも使用されているサイズ表示のご説明となります。
まずは、同じモデルでのサイズによる違いの画像をご覧下さい。
ぱっと見は、同じく見えますが上から、
46□20□5 3/4
44□22□5 1/2
44□24□5 1/2
と、言うサイズとなります。
初めの数字は、レンズの横幅のミリ寸法です。
次の数字は、ブリッジ巾(レンズとレンズの間隔)をミリ寸法で表示した物です。

ここまでが、基本のサイズ規格となります。
1284年頃にイタリアで発明された眼鏡は、ヨーロッパ中に広まり規格はミリで統一されていた様です。

最後の数字は、1930年代にアメリカが世界の中心と変わっていった事でインチ表示が基本の寸法となりましたが、この部分だけがインチ表示となります。

巻きつる・ケーブルテンプル・スポーツフレームとも、別名のとおりテンプルが、耳たぶのまわりをぐるりと巻きつくように作られたものから、現在の一般的な形状のの字状になりサイズによりテンプルの長さが表示される様になりました。(全てをインチ表示しなかった事の意味が伝わってきます。)

と言う事でもう一度、一枚目の画像をご覧下さい。
鼻筋の太さや、高さに応じて同じモデルでも異なった設計となります。

とても興味深いアイテムの一つです。

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