今回の企画は1930~1940'sタイプのイタリアンカラーとなります。
イタリアンカラーの特徴は、何といっても衿からボタンにかけてできるきれいなロールです。
試着画像でご覧下さい。
台衿の切り替えが無く見返しから続く1枚の衿を、イタリアンカラー(別名:ワンピースカラー)と呼ばれています。
50年代以降には前端から衿が直線で繋がり一般的ですが、初期の物は前端から衿にかけて台衿のなごりの様なカーブが有ります。
また、初期の物には台衿部分の位置に釦ホールと釦が付きワイドスプレットカラーから展開されたと考えられます。
私物資料からのアレンジで今回は釦ホールの替わりに衿裏に釦を付け、ループ留めに致しました。
ループを留めると、ワイドスプレットカラー。
開くと、ホリゾンタルカラーと言った感じです。
ループもチラ見えで丁度良いアクセントとなります。
袖口は、カフスが付きます。
リゾート用やカジュアルなオープンカラーよりも、少しドレスアップ致しました。
胸ポケットは、ジャケット風の角度の付いたパッチポケットがお洒落です。
別素材のオフ白でも撮影しましたが、やはり見づらいと思います。
バックヨークにサイドギャザーでサンプルを作製致しましたが、
製品はよりクラシカルでドレッシーなセンターギャザーとなります。
表側のバックヨーク中央にハンガーループが付く事が多い時代ですが、少しわざとらしいので今回はジャケット同様に衿ぐり内側のハンガーループに致しました。
特に重要では有りませんが、サイズ・ネームタグは当時同様に再現致しました。
名前を書く欄もあり、クリーニングの際も安心だったのです。
最近では一般的ですが、脇はマチが付きます。
では、素材とカラーです。
実際の製品に使用する素材は、サンプルとは異なります。
画面の右側が今回のサンプルに使用した素材です。
麻100%の綾織りですのでシワが目立ち易く、画像からも分ると思いますが少し艶が気になります。
左側の少しマットな平織りの麻55%/綿45%の素材に変更いたしました。
綿との混紡の為、肌触りや汗の吸水性、洗濯を考慮致しました。
Col. BLACK
Col. OFF WHITECol. ASH GRAY
Col. DARK BLUE
次企画のボトムとのコーディネートを考え4色での展開となります。
Mat. 55% LINEN / 45% COTTON
Col. BLACK / OFF WHITE / ASH GRAY / DARK BLUE
Size: 14 1/2 / 15 1/2 / 16 1/2
Size Specs
着丈: 14 1/2=73.6cm / 15 1/2=75.3cm / 16 1/2=77.0cm
身幅: 14 1/2=52.6cm / 15 1/2=55.1cm / 16 1/2=57.6cm
裄丈: 14 1/2=44.1cm / 15 1/2=45.8cm / 16 1/2=47.6cm
Price: ¥14,500-(税別予価)
Del.6月末~7月上旬販売予定
では、私の試着画像をご覧下さい。
素材の変更により、少しいやらしい艶はなくなります。
また、着丈-2.5cm、袖丈-1.0cmの調整を致します。
では、タックイン致します。
長袖を捲くって着る事が多い私ですが、衿元のさりげないカッコ良さや半袖の爽快感がとても気に入っております。次に衿のアップの画像です。
衿を開いた状態です。
ループを留めた状態です。
では、別素材で作ったオフ白のサンプルです。
釦から衿にかけての美しいロールは、パーフェクトです!!!
Original Pure Wool UV Neck Vest を合わせてみました。
ノーネクタイでジャケットを羽織るとこうなります。
ループを留めてネクタイも、勿論OKです。これが、今回企画したオリジナルイタリアンカラーシャツです!
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